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ワイヤーママ2019年3月号にコラムが掲載されました

ワイヤーママ2019年3月号にコラムが掲載されました。

今回は前回からの続きで、乳歯が萌えそろった3歳頃から前歯の乳歯が永久歯に萌え換わる7歳頃までに注意すべき歯並び・咬み合わせについてお話したいと思います。

 

前回、上顎骨(上あご)や脳を含む神経系統は生まれてから5歳頃までに80%の成長を遂げるというお話をしました。したがって、上あごの成長を妨げるような歯並びや咬み合わせになっている場合は、積極的に改善する必要があります。

 

まず、一番分かりやすい咬み合わせが、「反対咬合(受け口)」です。受け口の場合、上あごは、下あごの内側に入り込んでしまいます。そうすると、上あごの成長は下あごに抑えられてしまいます。乳歯列時にすでに反対咬合の場合、永久歯に萌え変わる時に上手い具合に改善…ということは残念ながらほとんどありません。

 

ちなみに下あごは、上あごの成長が終了した後、身長がグンと伸びる12歳~思春期頃に成長のピークを迎えます。したがって、それまでに上あごと下あごの関係が改善されていなければ、反対咬合がさらに助長される可能性があります。反対咬合は、見た目だけの問題ではありません。前歯で物が噛み切りにくいため、咀嚼が上手くできなかったり、滑舌が悪くなったりといった、機能面にも影響が出ます。

 

次回も引き続き、この時期に注意すべき歯並び・咬み合わせについてお話したいと思います。

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